デイサービスで運動会!

秋といえば運動会の季節です。デイサービスでも秋の特別行事として「運動会」を取り入れてみませんか?
デイサービスの運動会は、走ったり競い合ったりすることが目的ではありません。季節感を味わい、いつものレクとは一味違うワクワク感をみんなで共有することが一番の狙いです。
今回は現場で無理なく盛り上がる運動会のポイントとおすすめ種目をご紹介します。


①季節感を味わえる
年齢を重ねると家の中で過ごすことが多くなり、季節の変化を感じにくくなりがちです。飾り付けや赤白のハチマキを用意するだけで、「運動会の季節か・・・もう秋なんだな」と季節を実感するきっかけになります。

②非日常のワクワク感を体験できる
いつものデイサービスとは違う「特別な日」という雰囲気だけで心が弾みます。競技に出る人はもちろん、応援する人やスタッフの頑張りを眺める人など、一人ひとりが自分の形で参加できます。

③終わった後も会話や思い出が広がる
行事が終わった後に「楽しかったね」「◯◯さんすごかったね」と振り返る時間も大切なイベントの一部です。行事当日を楽しむだけでなく、余韻まで含めて深く楽しむことができます。

①「選手宣誓」や「バンザイ」でさらに運動会らしく!
開催時に利用者さんの代表に「選手宣誓」をしていただいたり、勝ったチームみんなで「バンザイ」をしたりする演出を取り入れると、一気に運動会らしくなり一体感も生まれ盛り上がります。

②勝敗よりも「雰囲気と楽しさ」を重視する
勝ち負けでなく「みんなで笑うこと」を一番の目標にしましょう。見ているだけ・応援するだけでも十分に参加できます。身体状況に合わせてルールや距離を工夫し、誰でも参加できる形を整えるのがポイントです。

③「スタッフ競技」で大きな笑いと一体感を!
利用者さんが競技をするだけでなく、スタッフが真剣に(そしてコミカルに!)挑む競技を1つ取り入れるのがお勧めです。体を張って頑張るスタッフの姿に「がんばれー!」と応援の声や大きな笑いが起こり、フロア全体が一気に一つになります。

④「写真」を残してイベント後も楽しむ
当日は撮影係を一人配置し、競技中の真剣な表情や応援している笑顔、スタッフのコミカルな姿などをたくさん残しておきましょう。
後日、フロアに飾ることで「あの時面白かったね」と会話が弾む回想のネタになります。
また、連絡帳や施設のお便りに添えると、ご家族にも生き生きとした様子が伝わり大変喜ばれます。
※撮影・掲載の際は、施設のルールやプライバシー・掲載同意を必ず確認しましょう。

①玉入れ
[用意するもの]
・新聞紙を丸めて赤・白のビニールテープを巻き付けた玉
・赤・白の画用紙を貼った大きなカゴ(計2つ)
[やり方]
1. 利用者さんを「赤組」と「白組」の2つに分けます。
2. 全体で1つの大きな円になって座っていただき、円の中央に赤・白のカゴを置きます。
3. 制限時間内に自分のチームのカゴを目指してボールを投げ入れてもらい、入った個数を競います。

②新聞綱引き
[用意するもの]
・新聞紙(横半分に切ったもの)
[やり方]
1. 利用者さんを「赤組」と「白組」に分け、向かい合わせに2列で座っていただきます。
2. 新聞紙の短い方の両端を向かい合った利用者さんにそれぞれ持っていただきます。
3. 端の組から順番に「せーの!」の掛け声で新聞紙をひっぱっていただきます。
4. 新聞紙が破れたあと、手に残った新聞紙がより長い(大きい)方を勝ちとします。

③ボール送り
[用意するもの]
・割り箸に使い捨ての紙のお椀をガムテープで取り付けて作った特製お玉(人数分)
・お玉に入る大きさのボール(カラーボールなど)
[やり方]
1. 赤組・白組それぞれ一列(向かい合わせ)に座って並びます。
2. 手作りのお玉を使って、隣の人へと順番にカラーボールを落とさないように運んでいきます。
3. 端までボールが届いたら、次のボールをスタートから送り、合計3個のボールを一番早く送り切ったチームの勝ちです。

④スタッフによるキャタピラーレース
[用意するもの]
・ダンボールをつなぎ合わせて作ったキャタピラー(2つ)
[やり方]
1. スタッフも「赤組」と「白組」に分かれます。
2. ダンボールのキャタピラーに入り、四つん這いになって転がりながら前進するリレー方式で行います。
3. アンカーが早くゴールしたチームの勝ちです。
※「スタッフが行う競技です。転倒や膝への負担がなどに十分注意し、無理のない範囲で行ってください。」

これまで13年間デイサービスの現場でさまざまなレク企画に携わってきましたが、運動会は特別な準備が必要な反面、「普段表情が変わらない方が大きな声で笑ってくださる」「利用者さん同士の会話が翌日以降も弾む」といった素晴らしい変化を実感できるイベントの一つです。
完璧な進行を目指す必要はありません。スタッフが一緒になって本気で笑い合う姿勢こそが、利用者さんにとって最高の思い出となります。
赤白に分かれて応援し、笑って、写真を撮る。そして後日、写真を見ながら「楽しかったね」ともう一度笑い合う。
今年の秋はぜひ笑顔あふれる運動会レクを企画してみてくださいね。